地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の伝統・文化を語る「ストーリー」を日本遺産として文化庁が認定する制度。そのストーリーのもととなる有形・無形の文化財を積極的に活用して、地域振興につなげることを目的に、2015年に創設。これまでに「鯨とともに生きる」を含む104件が認定されている(2021年3月末日現在)。
黒潮がおどる熊野灘。 南国の陽光きらめくこの海には、古くから鯨が姿を見せていた。人々は巨体を畏れながらも、やがて立ち向かうようになる。一方で、彼らは誰よりも鯨を大切にし、鯨と人の物語が、南の海に紡ぎ出された。
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鯨とともに生きる