モデルコース

“海の日本遺産”と“山の世界遺産”をめぐる熊野満喫プラン

ここからは、日本遺産「鯨とともに生きる」の舞台に加えて、その他の熊野のみどころを効率よく巡るモデルプランをご紹介。
まずは、世界遺産の熊野三山や熊野古道も訪ねる1泊2日のプランから。
名湯に浸かり、名物を堪能し、熊野の魅力を味わい尽くそう。

和歌山県南部随一の景勝地と熊野水軍ゆかりの島

1日目は本州最南端の町・串本から、熊野灘に沿って北上。「鯨の町」として知られる太地を巡り、南紀勝浦温泉で宿泊する。

最初に訪ねる橋杭岩は、和歌山県を代表する景勝地。青い海に大小40余の岩柱が並び立ち、潮の満ち引きや太陽の位置によって、1日のうちでもさまざまな美しさを見せる。

橋杭岩

橋の杭のような姿は、波の浸食によって岩の硬い部分だけが残ったもの。国の名勝天然記念物であるとともに、南紀熊野ジオパークのジオサイトにも選定されている。

橋杭岩から国道42号を北東に進んで行くと、右手の熊野灘に九龍島・鯛島が見えてくる。古座川河口の沖、約1㎞に浮かぶ無人島で、かつては熊野水軍の拠点だったと伝わっている。また、大きい方の九龍島は、熊野灘の捕鯨文化のひとつ「河内祭の御舟行事」にも関係する聖地として崇められている。鯛島はその名の通り、鯛のような形が目を引く。

左が九龍島、右が鯛島

古式捕鯨の史跡が残る熊野灘一望の岬へ

九龍島・鯛島を後に、太地町へ。古式捕鯨の発祥地とされ、現在も沿岸で小型鯨類の捕鯨が行われている町だ。町内には、熊野ひいては日本の食文化として受け継がれてきた鯨料理を出す店も多く、まずは「いさなの宿 白鯨」でランチとしよう。

いさなの宿 白鯨

さらに、太地町立くじらの博物館を見学し、古式捕鯨の指令所「山見台」であった燈明崎を目指す。

太地町立くじらの博物館

熊野灘を一望できる断崖上のこの地で、昔の人は鯨を見張り、発見すると狼煙を上げるなどして、沖の船団に合図を送った。捕鯨の最重要施設であり、総指揮者は捕鯨に関わる一族のうち、最も権威のある家筋の者しか就けなかったという。

【左】燈明崎 燈明台跡・山見台跡
【右】古式捕鯨絵図を参考に復元された山見番所

現在、燈明崎には昔の灯台である燈明台や山見番所が復元されており、燈明崎「燈明台跡」「山見台跡」、古式捕鯨「支度部屋跡」「狼煙場跡」が日本遺産の構成文化財となっている。絶景の岬で古式捕鯨を偲んだ後は、南紀勝浦温泉へ。名湯で1日の疲れを癒そう。

南紀勝浦温泉 ホテル浦島の忘帰洞

南紀熊野ジオパーク

日本ジオパークのひとつ。ジオパークとは「大地の公園」を意味し、貴重な地形や地質などが残る地域を、日本ジオパーク委員会が認定する。和歌山県南部の9市町村(新宮市、白浜町・上富田町・すさみ町・那智勝浦町・太地町・古座川町・串本町、北山村)を範囲とする南紀熊野ジオパークでは、3つの異なる地質体が見られ、橋杭岩をはじめとする107カ所(2016年11月現在)がジオサイト(みどころ)に選定されている。

南紀熊野ジオパークのWEBサイトはこちら

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